おとなは、だれも、はじめは子どもだった。
しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。

 

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
かんじんなことは、目に見えないんだよ

 

— サン=テグジュペリ「星の王子様」(内藤 濯 訳)

子どもに関わる大人の
在り方を学ぶ3日間

プレイワーク Basic講座は、子どもに関わる職場や活動に関わっている大人を対象として、子どもとの関わり方についての基礎的ワークを行います。

プレイワークを実践する大人は、遊んであげるではなく、遊ばせるではなく、子どもが自ら遊ぶことができる環境を整え、自身も遊び心を持つ一人の人として関わり合うことを大切にしています。
この講座では、スキルやノウハウにとどまらない、子どもとの適切な関わり方の土台作りを目指します。遊ぶ場の環境づくりの新しいマインドセットへの切り替えを図りましょう。

参加者の感想

もっと子どもの力を信じようと思った

子ども達を見る時の視点が変わりました

“遊ぶこと”の本質を深く落とし込めたように思います

子どものことをこんなに真剣に考える方々と、意見交換ができてとても幸せでした

今まで保育士として子どもたちに遊ぶ保障をしていなかったことに気づきました

 「子どもの心を相手にする仕事」この言葉にとても嬉しくなった

 「子どもの心を相手にする仕事」この言葉にとても嬉しくなった

全てのワークが次につながり、さらに円になってつながることに感動した

子どもの遊びに関わる人には、いかに自分を知ることが必要かということを、これでもか!というほど叩き込まれた3日間でした

自分という人間を振り返ることが必要なんだと強く感じた

こんな仕事に従事されている方に…

 

児童館、校庭開放、プレイパーク、子ども会活動、
学童保育、放課後子ども教室、など各種の遊び場活動、
保育園、幼稚園、子ども食堂、フリースクール、
その他子どもの居場所づくり活動

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プレイワークとは

「プレイワーク(playwork)」は子どもと関わるアプローチの一つで、1980年代にイギリスで生まれた専門分野です。
プレイワークでは、「遊ぶ」という行為を人間の存在そのものに深く根ざした、本能的な「いのちの仕組み」としてとらえています。プレイワークは、子どもが遊ぶことについてのアートとサイエンスとして、哲学、心理学、生物学、教育、福祉などの各分野の知見を土台に、「子どもが自ら遊び育つニーズとそのための環境の大切さ」「実際に子どもが遊ぶ空間を整え、子どもに関わる大人の役割」を体系化したものです。

この、子どもの自由意志で自ら遊び育つ場所で専門的に従事している人を「プレイワーカー」と呼び、イギリスでは保育士や教員と同様に国家職業資格の枠に入り、専門的に養成される必要のある職業となっています。

現在、日本でのプレイワーカーの活躍の場は主に「プレーパーク(冒険遊び場)」ですが、児童館や長期休みの遊び活動、学童保育、幼児教育、学校教育、小児病棟、子育て中の方など、子どもが関わる全ての場所でプレイワークの考え方が広まることで、子どもが主体性を発揮できる環境が増える未来を目指しています。

プレイワークを学ぶと…

  • 子どもと共感できる感性を持てる
  • 子どものありのままの姿に関心・興味をもつことができる
  • 子どもがどうしたかったのかを大事にする実践ができるようになる
  • 気付いたり自分を育てていく方法を得られる
  • 大人が忘れがちになる感性で世界を見ることができる

基礎講座 Basic プログラム

1st Day 2025.9.20 私の中の子どもを知る(6H)
○私を知る1 ○大人の関わり ○遊ぶことの価値1 ○振り返り1

2nd Day 2025.10.11 子どもの声を聴く(6H)
○私を知る2 ○子どもの声を聴く ○遊ぶことの価値2 ○振り返り2

3rd Day 2025.11.1 子どもの傍らにいる大人の役割(6H)
○子どもの傍らにいる大人の役割 ○豊かに遊ぶための環境の条件 ○振り返り3

 

講師プロフィール

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天野 秀昭

日本プレイワーク協会 プレイワーク評議委員

NPO法人プレーパークせたがや理事。日本初の冒険遊び場「羽根木プレーパーク」最初のプレーワーカー。以来45年「遊ぶ」ことの価値と重要性を伝え広め、そのための「日本冒険遊び場づくり協会」「日本プレイワーク協会」「園庭・園外での野育を推進する会」等の法人を設立。著書「子どもは大人の育ての親」「よみがえる子どもの輝く笑顔」「遊びの本質」等。日本ユニセフ協会こどもにやさしいまち委員。東京学芸大学で「遊び」の授業を受け持っている。

講師からのコメント

「プレイワーク」は、ある意味ではスキルですが、本質的には命への理解だと僕は考えています。子どもを、例えば〇〇の対象(〇〇には教育やしつけ等が入る)としてではなくその命の主体としてとらえ、大人は一体そこにどう関与することができるのか、あるいはどう関与してはならないのか、を掘り下げていく学問です。なので、まずはその引っ掛かりを自分の内側にどれほどたくさん持てるかが不可欠となります。スキルはそのうえで初めて力を持ちます。

この「ベーシック講座」は、プレイワークの入り口にして本質を学ぶ場です。「遊ぶ」ことの本質、その奥の深さはこの3日ではそのすべてに触れることは到底難しいですが、このベーシックに続く上級の講座も準備中です。世界でも最も新しい学問領域の一つである「プレイワーク」に、ぜひ触れてほしいと思います。

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天野 秀昭

講師

開催概要

日程
①2025年9月20日(土)10:00〜17:00
②2025年10月11日(土)10:00〜17:00
③2025年11月1日(土)10:00〜17:00

対象
子どもに関わる仕事に従事している方

受講料
30,000円(税込)

定員
30名

主催
一般社団法人 日本プレイワーク協会

 

会場アクセス

 TIME SHARING 水道橋 ビーロット神保町ビル 3A

 東京都千代田区西神田2-1-12 ビーロット神保町ビル 3階

アクセス
東京メトロ半蔵門線 神保町駅 A4出口より徒歩 4分
都営新宿線 神保町駅 A4出口より徒歩 4分
都営三田線 神保町駅 A4出口より徒歩 4分
JR中央・総武線 水道橋駅 東口改札より徒歩 6分
都営三田線 水道橋駅 A2出口より徒歩 7分

神保町駅「A4出口」からのアクセス方法
 ①A4出口を出て左手(水道橋駅方面)に直進。 ②たい焼き屋さんがある2つ目の信号を目印に、さらに20mほど進むと、左手の1階にやよい軒が入ったビルがあります。 ③3階が会場です。ビルの左側にある階段で3階までお上がりください。
※ビル入口に「B-Lot Jimbocho Building」の看板があります。